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【移動スーパー】とくしまるは儲かるビジネスモデルなのか?

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この恋あたためますかというドラマが前にやっていました。
森七菜、中村倫也主演のラブストーリーで、セカイノオワリの曲も含めて、なかなか素敵なドラマだったと思います。
その中で面白い話があって、移動コンビニという仕事がありました。

今なぜ、このドラマかというと、
近所のベルク(スーパー)に面白いものがあると知り合いから連絡があり、とあるチラシの写真が届きました。
それが、移動スーパーの店長募集だったのです。
結果的にやりませんでしたが、面白そうだなと思えましたし、過去に流行った社会起業ですよね。

儲けも出して、人助けにもなるならと思い、簡単な試算をしたメモが残っていたので、ブログに残して見ようかと思います。
今回、例として挙げさせていただくのは、移動スーパーのフランチャイズ展開を行うとくしまるさんです。

移動スーパーは儲かるのか?

そもそも儲かるのかというところで、
平均売上(日)が90,000円だと、粗利率18%なので、16,200円です。
移動スーパーなので、売上構成はほとんど食料品になるのかなと思います。

粗利率18%というのは、売り上げた金額の18%が、オーナーの収入になると明記されています。
売れる商品も売れない商品も一律で18%となります。

平均日商で20日間営業した場合、粗利324,000円です。
休みに関しては、オーナー次第ということでしたので、この金額が少ないと思えば、営業日を増やす必要があります。

ちなみに最低時給1,000円と設定すると、1時間あたり5,555円売り上げる必要があります。
この粗利ですが、ほんの少しだけ上乗せ要素があります。
とくしまるのシステム上、ものが一つ売れると、18%に5円加算されます。

とくしまるの特徴

お客様に提示する金額を10円上乗せしており、移動スーパーとスーパーで5円ずつ山分けるというシステムです。
一日300個のモノが売れれば、粗利は1,500円増えるというわけです。
良くも悪くも、この特徴は影響が大きいと思います。

粗利は、このような仕組みになっております。
あとは、そこから販管費を差し引き、どのくらい残るか?というところですね。
ちなみに、とくしまる仕様の冷蔵車になるので、フランチャイズ開業の際には、約400万円は必要になります。
移動スーパーの特性上、冷蔵の必要があり、ものも多く積む形になりますので、燃料代はこの粗利からではかなり痛いのではないかと考えられます。
公式サイトでは一律月3万円ということでしたが、そこに収めるのは厳しいのではないでしょうか?

仕入れという概念はなさそうなので、売れ残りの心配はなさそうですが、粗利率の時点で20%以下なので、薄利多売にはなります。
スーパーの売り場から、売れそうなものを車に乗せて、返すというイメージ。
フランチャイズという特性上、自社商品を載せて販売するようなことが許されるか不明ですので、粗利率の引き上げを期待できないのは厳しいと思います。

とくしまるの成功事例

自分の近所では、見かけたことがなく、成功事例を探せないのですが、たまにテレビで特集されているようなので、本部のメディア戦略は上手くやっているようです。
自分の場合、ベルクの看板を使って商売ができるという点に、知名度を利用できるという点で非常に良いとは思いました。
とくしまるという名前での商売を展開することに、まだメリットを感じませんでした。

移動スーパーを活用する人はいるのか?

移動スーパーをビジネスとして始めるにあたって、お客さん側の心理として考えておかないといけないですね。
やはり、スーパーにわざわざ行くというのは、自分で買うものを選びたいと言うのがあると思います。
移動スーパーに関しては、その点クリアできているのですが、品揃えが少ない、普通のスーパーで買うよりも10円高い、と、
普通のスーパーに行ける人を相手にするのはかなり難しいでしょう。

競合サービス

移動スーパーは、良いサービスだと思うのですが、その分、競合サービスは多くあります。

パルシステム

パルシステムのように食材を届けるサービスは、そもそも出かけなくて良いという利点があります。
ただし、決まったものが届くというのは、便利でもあり不便であります。

UberEats

UberEatsはかなり怖いと思います。
Uberといえば、飲食店のメニューを扱っていると思われますが、実は、ローソンやファミマ、成城石井などと連携しており、
お菓子や、ペットボトルなどの配送も行っております。
出前館は使ったことがないのですが、Uberと同様のサービスと捉えると、今できてなくても今後もできるようになると思います。
サービスを選んで購入できるというのは利点ですが、配送料がかかるので、お金はかかってしまいます。

amazon

Amazonも日用品という点では競合です。
移動スーパーに必要なのは食料品だけではなく日用品も必要だと思いますから、当日配送と豊富なメニューを持つAmazonは競合店です。
飲料も買えるので、かなり強敵ですね。

他ブランドのスーパー

スーパーも当然競合店です。持ち帰りの代行サービスも行っております。
先程いったように1点につき10円高いとくしまるでは、20点くらい買うとそれだけで200円高く感じてしまう印象を与えてしまいます。

ということで、競合店に勝つための良さが、なかなか見つけづらいという結果となりました。
これは、買い物弱者ではない自分の意見であり、そもそものターゲット層が、買い物弱者という点では市場は被っていないといえそうです。
しかし、買い物弱者というターゲット層以外には、競合がひしめいている点からも、薄利多売をクリアできるほどの買い物弱者層の客を集められるかという点が重要になります。
市場調査と、いかに買ってもらえるようになるかが大事になります。

移動スーパーの成功パターン

成功パターンとしては、団地などの集合住宅の駐車場に出店させてもらえれば、お客さんを増やせるのではないかと素人ながら思いました。
逆に言えば、それ以外に人を集めることができるような場所がないと思います。

コロナ禍において、スーパーなどに行きづらいなと思う人を集めることができるかもしれませんが、かといって、移動スーパーに集まってもらって物を売るというのがしづらくなり、
結果的に前述の団地に出店などが禁止される可能性もありえます。

長くなってしまいましたが、個人的には厳しそうな感覚を持ちました。
ロイヤリティの記載はなかったのですが、これが大きいと更に厳しくなるかもしれません。
しかし、店舗などに比べて、家賃がかからないというメリットがあるので、大きな痛手は負わないという安心感はあります。
儲けを考えず仕事として見たら、とても興味深いのですが、かなりの交渉能力を持たないと売り場を設けることはできないので、自分には向いていないと思い断念。
ぜひ、オーナーさんになられた方がいらっしゃいましたら、お話をお聞かせください。

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